説明を受ける時に用意するもの

説明を受ける時に用意するもの

説明を受ける時に用意するもの 日本では2004年から、産婦人科で新型出生前診断を受けられるようになりました。
以前の出生前診断とはことなり、血液を採取するだけで胎児の異常の有無がわかるため、今では年間約40万人もの方々が検査を実施するほどです。
この新型出生前診断の説明は、必ず担当医が直接患者を面談をして計4回のヒアリングを経てからなされます。
これは検査の概要から異常が見受けられた際の対処、さらに診断を実施する前後で摂取して良いとされる食事の指導等が盛り込まれるからです。
実際に説明を受ける時に用意をしておきたいのが、ボイスレコーダーです。
これは医師とのやり取りをしっかりと記録しておき、後日何かしらの問題が発生したときに活用できるからです。
母体はもちろんのこと、胎児の命に係わる診断となるため、念入りに準備をして本番に挑むことが望まれます。
あらかじめ会話の内容を録音してもいいかと担当医に了解を得ていれば、何ら問題のない行為です。

新型出生前診断と必要な遺伝カウンセリング

新型出生前診断と必要な遺伝カウンセリング 生まれてくる赤ちゃんの疾患を調べるために、新型出生前診断を受ける女性が増えています。
新型出生前診断では妊婦の血液中にあるDNAの断片を分析し、特定の染色体疾患を調べられます。
従来の検査に比べて精度が高い新型出生前診断は、赤ちゃんの染色体疾患を感度99%で発見できます。
採血のみで検査が可能なので死産や流産のリスクが少なく、安全に検査を受けられます。
遺伝カウンセリングは、新型出生前診断の前後に行うカウンセリングです。
妊娠期間中は体調の変化もあり妊婦が様々な悩みや不安を抱えやすい時期なので、遺伝カウンセリングを行って必要な情報を提供します。
検査後は結果を説明し、必要に応じて心理的なサポートと情報提供を続けます。
専門の資格を持ったカウンセラーが妊婦やパートナーの悩みに寄り添い、丁寧にカウンセリングを行います。
陽性の結果が出た場合は確定検査に進めますが、確定検査を受けない選択もできます。
確定検査は母子に負担がかかるため、検査内容を事前に確認してから判断します。